統計検定1級 体験記(受験記)

 2018年の11月に受験した統計検定1級の受験体験記です。今回は受験の流れを軸として書きたいと思います。勉強法や傾向等ついてはまた別の回で書きたいと思います。

まだ統計検定に関する情報が多く出回っていない印象が有るので、参考になれば幸いです。

 

当日まで

 まずは申し込みましょう。2018年現在ではWeb申し込みと郵送申し込みがあり、共に

締め切りは10月12日ですが、郵送の方は必着です。まあWebでしますよね。申し込みを行うとメールで払込票が送られてきます。僕はコンビニで支払いました。これ以降は音沙汰がなく、「本当に申し込めているのか?」「騙された?」「しもしも~?」といった不安感に襲われました。だって受験料1万ですよ。肩パットが一生分買えます。

なんて思ってると、試験日の2週間前に受験票が届きました。受験票には試験会場や受験番号が書かれています。受験票に写真を張り付けます。試験日に写真を忘れた人がいたのですが、この後撮ってきてくださいみたいなこと言われてた気がします。

 

当日の朝

 統計数理は10:30からですが、30以上分前には来るなと言いながら15分前には着席してくださいと言われていました。新小岩のホームドアに感謝しつつ到着。私の部屋では隣の間隔もえらい広く(東大の2次の時もその位広くして欲しかった)、大きな時計もあり快適な環境でした。そして空席率。5~6人連続して欠席しているのが普通。後期試験でももっと埋まってたぞ?快適そうなサーバーでした。

統計数理

 過去問を見る限り第1問から順番に難しくなっているし1問目から…って騙されるところだった!毎年必ずある一様分布の解き易い数学問題が大門5にある。ちゃんとしだしたか~なんて思いながら(1),(2)を慎重に解き進む(15分)。そのまま(3)も…と思ったら数字が合わない!こんな問題何度も解いたのになんで~泣 簡単な問題を確実に取れない人間は落ちるby受験生時代の僕. 終わった、羽つき諭吉が羽ばたいていく像が網膜に焼き付きつつ楽しそうな大門1に手を付ける(40分)。(1)はみだしなみ。(2)もよくある流れ(50分).(3)片方は解けたけどもう一方がうまくいかない。解けそうなんだけど..調子悪い.泥沼。ベトベターって何色だっけ。(4)途中まで(60分)。大門5を完投させたくて戻るけどやっぱわからん(80分)。やけくそで残りの問題を見て大門2は時間かかりそうだし大門4は条件付分布で苦手意識があるし大門3に取り掛かる。(1)(2)手の体操。(3)~(5)は式だけ,計算途中。これもみたことあるし時間があれば~って思いながらペンを置く。

  • 大門1 (1)〇(2)〇(3)△(4)×~△
  • 大門3 (1)〇(2)〇(3)△(4)×~△(5)×~△
  • 大門5 (1)〇(2)〇(3)△ 

 来年頑張ろうと心に誓う.

 

 著作権で問題が載せられないのでわかりづらいかもしれませんが、簡単に言えば合否を決めるような問題を解ききれなかった典型的な不合格typeでした。なのですが、合格(上位20%)に入っていたみたいです。おそらく1級では部分点が大きいことがわかるのではないでしょうか? 1完もしていないしブログに載せるのも恥ずかしい程なのですが、全部の小門で方針までは立てた事しか理由が思い浮かびません。

 

お昼

 午前と午後の間で準備をするため、全員退出するように言われます。日曜の東大本郷キャンパスなので学食を食べようと思ったのですが学生優先の時間帯で入れず、かといって学内のコンビニも受験者や部活の学生で混んでいました。結局コンビニの列に並んで安田講堂前のスペースで食べましたが、学外での外食がbetterだと思います。

 

統計応用(医薬生物学)

 正直、数理で手一杯で全然勉強していませんでした。なんせ過去問2年分間でも難易度の差に解離があった気がしたのでまだ定まっていないんだろうなあと。

 アンケートに答える(-10分)。パラパラ(0分)。パット見どれもボリュームが多い上に解いた事がない問題ばかりだが、よくみると見掛け倒しかな?まずは唯一の典型問題らしき大門2に取り掛かる。(1)(2)はスムーズ。(3)は答えはわかるけど計算が煩雑で終わらないので誤魔化す。(4)対数とったやつがχ^2分布に従うやつ。あっさり1完(25分)。せっせと次に。共通問題の大門5は取り易いと思っていたので早速とりかかる。理系にはとっかかりやすいけど文系にこれは無茶だ...なんて思いながら(1)を解く。証明問題は安心。(2)もなんとか。(3)は微分して代入するだけ.計算が多い上に上手く消えてくれなくて時間かかる(60分)。(4)2峰性の条件で、2次導関数がx=ξの時負になればいいんでしょと解ききる。最後は大門3、被験者のデータが与えられている。(1)は計算で、(2)でROC曲線を描く...そういやROC曲線って全部R先輩に書いて頂いていたので自分で書いたことが無かったので戸惑う。慌てる。x軸を偽陽性率でなく、何故かずっとカットオフ値で考えてしまったので、今思うと題意も誤った形で理解してたから解けるはずもない。勉強不足を痛感してそのまま終了(90分)。終了時は2完だしワンチャンあるかな?なんて思っていましたが、解答をみると大門2が(1)の分散がミスってた→(2)も雪崩れ&大門5(4)は負でなく正であることが発覚し、

  • 大門2 (1)×(2)×(3)〇(4)〇
  • 大門3 (1)〇(2)×(3)×(4)×(5)×
  • 大門5 (1)〇(2)〇(3)〇(4)×

で結果は不合格でしたが、大門3の(2)が解けない時点で当然の結果です。

 

まとめ

 ご覧のように恥ずかしい結果と能力なのですが、今後はこのブログの場を借りて実力をつけていければよいなと思っています。お手柔らかに